概要
分娩開始の診断から、分娩介助、軟産道裂傷の縫合までの演習が、
部品を入れ替えることにより可能です。


実習内容
内診
- 内診モデル用外陰部Ⅱ型は伸びがよくやわらかい素材で、膣壁が指にまとわりつく、感触を感じられます。
- 坐骨棘、恥骨結合に触れることができます。
- 妊娠末期から分娩開始時のビショップスコア(子宮頸管の開大度、展退度、硬度、位置)を
確認できます。
- 子宮口の開大度が異なる3種類の模型と児頭模型を入れ替えて、児頭の下降度を調整
する事で、内診による分娩進行の診断をすることができます。
- 児頭模型は矢状縫合と小泉門の位置の工夫により、児頭の回旋状態を確認することが
できます。
- 外陰部には尿道口があり、導尿カテーテルの挿入手技ができます。

分娩介助

- 分娩介助モデル用外陰部U型は伸びのよい
耐久性に優れた素材で、分娩時の抵抗が少なく、
胎児を押し出す力が軽減される為、スムーズな
演習ができます。
(潤滑剤はグリセリンを使用してください。)
- 会陰保護の演習が可能です。
- 緊急時の対応として必要な骨盤位の牽出術も演習できます。
- 臍帯結紮切断パーツは、やわらかくハサミから逃げる切りにくい感触で、
1本で複数回の結紮、切断ができます。
胎児モデルと胎盤モデルに接続する事で、胎児娩出・臍帯結紮・切断・胎盤娩出までの一連の流れを演習できます。
- 胎盤は、卵膜裂口部分を3枚に剥離し、胎盤の精査や卵膜の欠損の有無が確認できます。
裂傷縫合
- 軟産道裂傷の部位や裂傷レベルを確認して、縫合の準備、裂傷縫合の演習ができます。
- クレンメ装着の演習もできます。
■構成
母体 | 1台 |
胎児モデル | 1台 |
胎盤モデル | 1台 |
分娩介助モデル用外陰部Ⅱ型(初産婦仕様) | 1台 |
内診モデル用外陰部Ⅱ型 | 1台 |
子宮開大度モデルセット(4種類) | 1式 |
裂傷縫合モデル外陰部(左右裂傷縫合模型各1個付) | 1式 |
臍帯結紮切断セット(臍帯本体3本、臍帯接続部品1個) | 1式 |
■仕様
| サイズ | 重量 |
母体 | 約 縦30×横51×高さ28(cm) | 約2.8(kg) |
内診モデル用外陰部Ⅱ型 | 約 縦19×横17×高さ15(cm) |
約2(kg) |
分娩介助モデル用外陰部Ⅱ型(初産婦仕様) | 約 縦17×横17×高さ8(cm) | 約600(g) |
臍帯結紮切断パーツ用臍帯 | 約 全長12(cm) | 約16(g) |
胎児モデル | 約 身長40(cm) 頭囲30(cm) | 約2,030(g) |
胎盤モデル | 約 直径19(cm) 臍帯長51(cm) | 約660(g) |
■交換部品



