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研究所 / H.K.
2021年新卒入社(理系修士了)
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アテロコラーゲンを用いた培養用担体の研究開発を担う。営業部署や開発部署とも連携・協力しながら、事業全体の活性化を目標として動いている。論文執筆や学会への参加もおこない、新製品開発に向けた幅広い基礎研究を続けている。
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将来を方向づけた大怪我
学生時代、大きな怪我を経験しているんです。教員免許の取得に必要な体育の授業で転んだ際に、股関節を負傷してしまいました。診てもらった医者も驚く程の重症で、1ヶ月の入院、1ヶ月の車イス生活、その後半年間のリハビリをこなしました。これがきっかけになり、大学のゼミでも関節症の治療薬の研究をしていましたし、就職活動でも近い業界に自然と目が向いていましたね。高研は、同じゼミの先輩が働いていたり、大学の同期からも話を聞いたことがあったりで知っていました。大学で研究に使っていたのがヒアルロン酸で、高研で扱うコラーゲンと物性が似ていたので共通点を感じ、研究してきた知識や経験が活かせそうだったので、当社に入社を決めました。
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新天地・鶴岡で研究に集中
東京での入社でしたが、現在は山形県の鶴岡市にある研究所に勤務しています。鶴岡は車社会だったり、雪が多かったりと驚くことはありましたが、今は住みやすいと感じています。逆に人が多すぎる環境に行くと疲れてしまうほど(笑)。
研究所では半年に1回の提案会というものがあり、そこに研究テーマを持ち込みます。次の期間で何を研究していくのかを発表し、話し合って決めていくんです。私もこれまでの研究内容とコラーゲンを融合させて何ができるかを考えるところから始めました。今は既存製品の改良と、大学や研究機関などでコラーゲンを使ってもらうための実験材料づくりをメインで担当しています。
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大きな裁量の元、0から1を生み出す
今の環境には満足しています。研究所のメンバーだけでなく、開発部署や、他部署に配属されている同期、新たに知り合った先輩方とそれぞれの研究テーマに対して話し合ったりできるのも発想のヒントになります。また、入社1年目には学会で発表する機会も得られました。はじめてのことも多く戸惑いもありましたが、大きな自信にもつながりました。
研究って、0から1を生み出す仕事だと思うんです。そのために、日々やり方を考えて、自分で動いて決めていくことが認められています。もちろん期限内に結果を出す責任も負った上ではありますが、この働き方が自分に合っているなと感じますね。